マルチャーとハンマーナイフモアの用途について解説をしていきます。

※サムネイル画像のマルチャーは取付している刃(ツース)と、単体画像の刃(ブレード)は別物になります。詳しくは下記のリンクをご覧ください。

FAEマルチャー【BL1/EX】性能のご紹介  ← 【3. 現場で役立つ親切設計】に記載してます。

マルチャーとハンマーナイフモアの比較

項目 マルチャーの刃  ハンマーナイフモアの刃 
主な対象物 竹、硬木、雑木、太い木など 雑草、背の高い草、細い笹、緑肥

耐久性

石や硬木でも刃こぼれしにくいほど高い 石に強い構造だが、木や竹には限界がある
破砕力 太い木や竹を粉々にするほど強力 草を叩き潰して細かく粉砕する
装着機械 油圧ショベル(ユンボ等)用アタッチメント 自走式や乗用が主になります

マルチャーの刃について

マルチャーの刃は、主に竹林や雑木などの伐採処理、硬い木の破砕を得意としています。 
メリット:刃自体が極めて頑丈で厚みがあり、ハンマーナイフと比較すると硬い竹や木などを粉砕することができます。
根までも抜根をするので、雑草を生やしたくない場合はオススメします。
デメリット:刃が重いため、駆動させるには油圧ショベル(ユンボ)などの大型重機などが必要です。 
購入の導入コストが非常に高いので一時的に使用するならレンタルの方が導入コストを抑えることができます。ただ、造園業や林業などの長く使用される伐採メインの職業なら、購入の方が導入コストが抑えられます。

ハンマーナイフモアの刃について

ハンマーナイフモアの刃は、主に河川敷や空き地の雑草を効率よく刈り取るのを得意とします。
メリット:縦回転する多数のY字の刃が、草を何度も叩き潰すようにして細かく刈り取り、刈り取られた草は細かくなるため、集める必要がなくそのまま緑肥として使用できます。地表のみ刈り取るので、根は残ったまま緑化計画にも最適です。
デメリット:草や細い枝に強い反面、太い竹や硬い木を無理に処理しようとすると、刃の消耗が激しくなり、機械本体の故障にも繋がります。
刃の交換の枚数が、型式によって変わりますが、最低32枚(2枚1組)で交換が必要だったりとマルチャーと比較したらメンテナンスが大変です。

まとめ

このように、「木や根まで処理して更地にするマルチャー」と、「草を効率よく細かく刈り取るハンマーナイフモア」という明確な違いがあります。
マルチャー:頑丈な刃で竹や雑木を根ごと破砕するが、大型重機と高い導入コストが必要です。
ハンマーナイフモア:草を細かく砕いて集草を不要にするが、太い木には弱く刃のメンテが大変です。
選び方:木や根を処理して更地にするならマルチャー、定期的な草刈りならハンマーナイフモアを選びます。